形容詞の位置と一致ルールを徹底解説!語順で意味が変わるスペイン語の秘密
形容詞の位置と一致ルールを徹底解説!語順で意味が変わるスペイン語の秘密
スペイン語の形容詞は「名詞の前/後」で意味やニュアンスが変わります。色付きボックスや吹き出しで整理し、例文をパッと目立つデザインで学べるようにしました。
1. 基本ルール:位置と一致
ポイント:形容詞は原則として名詞の後ろに置く(ej. “casa blanca”)。形容詞は名詞と性・数を一致させる(blanco → blanca, blancos → blancas)。
例:casa blanca白い家(女性名詞 + 形容詞も女性形)
2. 位置で意味が変わる形容詞
一部の形容詞は名詞の前に置くと意味が変化します。よく使うペアを見ていきましょう。
un gran hombre偉大な人(人格や功績を評価)
un hombre grande大きな(体格の)人
覚え方:感情的・主観的な評価(grandeやpobreなど)は前に、物理的描写は後ろに置くことが多い。
3. 代表的な対比例
mi viejo amigo私の古くからの友人(長年の付き合い)
mi amigo viejo年をとった友人(高齢)
una pobre mujer気の毒な女性(同情)
una mujer pobre貧しい女性(経済的に)
4. 強調や詩的表現での前置き
詩的表現や強調では形容詞が前に来ることがあります。語感を大事にする表現です。
例:la dulce melodía甘美な旋律(詩的)
5. 性・数の一致(重要)
形容詞は必ず名詞の性(男性/女性)と数(単数/複数)に一致します。いくつかパターンを見ましょう。
un libro interesante / unos libros interesantes面白い本 / 面白い本たち(単数/複数)
una mesa roja / unas mesas rojas赤い机 / 赤い机たち(女性形・複数)
注意:形容詞が語尾にoを持たない(ej. “interesante”)場合は男性・女性同形で、複数だけsをつけます。
6. 例外・特殊ケース
いくつかの形容詞は性で語尾が変わらない、あるいは不規則変化するものがあります(ej. “azul” → “azules”)。また、形容詞が複数の名詞にかかる場合の一致も注意が必要です。
la casa y el jardín son grandes家と庭は大きい(複数扱いで形容詞は複数形)
7. 実践チェックリスト(すぐ使える)
- 形容詞はまず名詞の後に置いてみる(基本形)。
- 意味を強調したければ前に置く。文脈で意味が変わるか確認。
- 性・数の一致を必ず確認する(特に複数形)。
練習問題(自習):下の日本語をスペイン語で言ってみよう:①「かわいい猫」②「かわいそうな犬」→ 答えは una gata bonita / un perro pobre(pobreは文脈で意味が変わる)。
まとめ
スペイン語の形容詞は位置と一致によって意味やニュアンスが変わります。まずは例文をたくさん見て、前置き・後置きの違いを感覚で掴むのが近道です。


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